wimax2+はビルなどの高層の建物にも対応しているのか
無線系の弱点といってもいいと思いますが、WiMAXだけでなくイーモバイルやスマートフォンもそうなんですけど、どうしても高層ビルは弱い傾向にあります。
そもそも高い建物(タワーマンションなんかも含みます)の上のほうの階になると圏外になったり電波が届かなるようなことになるのは経験することも多いと思います。
どうして高い階になると電波が弱くなるもしくは届きにくくなるかというと、そもそも携帯各社の電波を上層階に向けて発信していないからです。
電波を発信している基地局が設置されているのがそもそもそれほど高くないビルだったりするのでだいたい地上から30m〜45mとかの位置になるのが通常です。
そこから地上に向けて電波を発信するために電波を飛ばす向きはやや下向きになります。
要するに高い位置から低い位置にLTEの電波をとばすわけです。
そこから上に電波が飛んでいないのですから、タワーマンションや高層階でau や softbank 、docomoなどといった大手キャリアのスマホでも電波が届きにくくなるし、それを考えるとwimax2+やワイモバイルなんて圏外になっても少しも不思議ではありません。
そうした問題の解消にwimaxも取り組んでいるようです
サービスエリア内でも、高層ビルの上層階やタワーの展望台などでは、電波が届きにくかったり、また、多くの電波が干渉して不安定になる場合があります。そこで、専用のアンテナを設置し、高層ビルの上層階やタワーの展望台向けに直接電波を飛ばすことにより、WiMAXを安定してご利用いただけるよう取り組んでおります。
専用のアンテナがなんなのかは記載されていませんが、通常こうした対応は「フェムトセル」と呼ばれる小型の基地局を設置することが多いようです。
もともと携帯会社の基地局は広いエリアをカバーできるように電波を発信することが多いのですが、フェムトセルは数十メートルという非常に狭い地域に電波を発信します。
こうして例えば、電波の届きにくい高層エリアであったりとか、地下などの圏外になりがちなエリアのカバーをしているようです。
ちなみに個人の自宅などで電波の届きが悪い時にはこのフェムトセルを貸してもらえるようです。WiMAX2+のUQコミュニケーションズの親会社であるだと auフェムトセルという名前で貸してもらえます。料金は無料ですが、月の電気料金などは個人で負担しないといけないようです。
wimax2+などでもこうしたサービスを導入してもらえると、エリアなどでヤキモキしないで済むんですけどね。なおau 4G LTEも利用可能なWiMAX2+対応の最新端末はhwd15になります。
WiMAX2+の3番目の機種としてリリースされた「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15」。HWD14をリリースしているファーウェイ社の2番目の端末となります。
なるべく安定した回線を利用したいのなら後発の端末のほうが間違いないと思います。